【小浜Rキャンプ】第2回ワーキング(地域×学生の意見交換会)開催!

2021年度より始まった『小浜Rキャンプ』。コロナ禍でも、粛々と進んでいます。6月5日(土)に、「第2回ワーキング」をオンラインにて開催しました。

今回もオンライン上に、大学生、小浜の方たち、福井県の職員、大学関係者などあわせて35名ほどが参加しました。

市内の方は何名か集まり、プロジェクターで発表を見ました。

京都市内から参加する学生を含め、市内の方もオンラインにて視聴いただきました。

発表プロジェクトは前回より1プロジェクト増えて、8プロジェクト。

5月のワーキングから進化させてきたプロジェクトの発表を行いました。

最初は榊原さん(京都市立芸術大学1)の「チームご縁」の発表。

小浜Rキャンプの取り組みを通して、学生と町の方たちがどのように縁をつくっていくのか、そのプロセスを通して、小浜にはどんな方たちがいらっしゃるのか、ということを動画で表現していこうというプロジェクトです。

続いて、土橋(二)さん(京都精華大学3)の「Coffee Communication」。移動式のコーヒースタンドのコンセプトを、小浜に伝わる人魚伝説をモチーフに「泡沫(うたかた)」としました。コロナ禍で長い時間、会話をすることが憚られる、ということを逆手にとりました。儚くても、確かにそこにあった、そんなコーヒースタンドを目指します。

王さん(同志社大学M2)の「世界中の鯖街道」。人の往来が難しい状況で、どのようにしたら新しい人と人とのつながりをつくることができるのか。前回はハガキを使うという提案をしましたが、今回はそれに加えて、SNSを用いて、小浜の人と世界(まずは中国から)の人がつながる方法を考えました。

松島さん(京都工芸繊維大学3)の「アスファルト道を救え!」。“小浜で道が○○する”というテーマで、全8編の発表をしました。この発表を聞いた人たちが、道のことを考えたり、ちがう視点から道を見たり、そんな心の変化が少しでも起きることを願っています。そして、“小浜らしい道”ができれば、と思います。

木村さん(京都精華大学4)の「小浜Otoph」。春から少しずつ集めてきた小浜の写真や音の中から、今回は商店街について編集して発表しました。まだまだ小浜らしい表情を探している途中で、小浜の方たちのベストショットも組み合わせながら、一緒に作品をつくっていきたいとのことでした。

土橋(玄)くん(大阪芸術大学1)の「ウミノPJ」。コンセプトは変わりませんが、どのように進めていくか、というところを深め、子どもたちとの関わりをより強めた提案となりました。子どもたちといっしょに自由研究を行ないながら、子どもたちが海の美しさ、楽しさ、さらには海洋ゴミなど社会課題にも目を向け、未来の海についていっしょに考える機会をつくっていきたいという内容でした。

坪内くん(福井県立大学4)の「和鯖祭」。今回の発表メンバー唯一の小浜に住んでいる学生です。小浜の地域資源である、鯖街道と若狭和紙をモチーフにした祭りを開催するプロジェクトです。子どもたちといっしょに”願いの鯖”と名付けたランタンや巨大ねぶたをつくることで、和紙に触れる機会をつくったり、鯖街道について発信する機会をつくったりしていきたいという内容でした。

最後は仁尾さん(京都精華大学3)の「流木ハウスプロジェクト」。福井県ならではということで、流木ハウスを恐竜の骨格のモチーフにしました。そのほか、流木でミニ恐竜をつくったり、「身代わり猿」と呼ばれる、玄関先に吊るされている人形とリンクするような置き物をつくったりするなど、小浜ならではの流木ワークショップを開催したいとのことでした。

全員の発表のあとは、グループに分かれて、町の方と直接、話し合うときを持ちました。町の方からは、具体的な提案をいただいたり、課題点や難しい点をおしえていただいたりすることができ、プロジェクトの輪郭がよりはっきり濃くなっていきます。

このグループワークはキャンプにとって大切なときとなっています。特に今は、現地に赴くことができない状況が続いているので、現場の方の声は学生たちにとって貴重です。

宣言があける6月後半からは、小浜でお会いすることができればいいなと思ったのは学生だけではないはず。宣言明けを心待ちにしています。