学生団体竹田Tキャンプ学生インタビュー |大学も考え方も違う人たちが集まる学びの場
メンバー紹介の4人目は、Tキャンプ1年目の「てらす事」中村さんです。
「てらす事」は、シニアの方が外に出る習慣をつくり、社会とやさしくつながるきっかけをつくるプロジェクトです。太陽の光に照らされることと、方言や自然といった地域文化をてらすこと。その二つを福祉と文化の視点から重ねて名付けられました。
初参加、初リーダーの中村さん。
社会福祉、看護、美術、デザイン、農学など異なる専攻のメンバーの個性を活かしながら、介護施設や社会福祉協議会などと連携して企画を行った思い出を聞きました。
――自己紹介をお願いします。
中村:
石川県にある金城大学人間社会科学部社会福祉学科の3年生です。
すごく暑がりで、夏でも冬でも携帯用扇風機を持ち歩いているんですが、
リチウム電池は爆発する可能性があるとニュースで聞いて、2年間愛用した扇風機に別れを告げました…。
大学生活の中で一番印象に残っているのは、アメリカ旅行!
THE大学生みたいなキラキラした経験でしたね。
最近は、社会福祉士の資格勉強をするために図書館に入り浸りすぎて、職員さんに「お疲れさまです」と声をかけられます。
――Tキャンプに参加したきっかけを教えてください。
中村:
学生が主体となって活動する取り組みに挑戦してみたいと思ったのがきっかけです。
高校生のとき、坂井市の事業でウエディングプロジェクトに参加した経験がとても良い思い出として残っていたんです。
ある日、新聞で「デジタル帰宅部」という高校生向け事業を知り、似たような取り組みが大学生向けにもあるのではとネットで探していたときに、市役所のホームページで紹介されていたTキャンプに出会いました。
すぐに市役所へ電話をかけ、事務局を紹介してもらって、春休みから参加しました。電話をした時点で、入る覚悟は決めていたと思います。
――「てらす事」プロジェクトを立ち上げたきっかけは?
中村:
それまでリーダーを務めた経験がなく、不安もありました。
でも、4年生になると資格勉強が忙しくなるのが分かっていたので、3年生の今しかできない!と挑戦してみようと思いました。
福祉をテーマにしたプロジェクトがなかったことも理由の一つです。
ひいおばあちゃんが「外に出て太陽の光を浴び、人とつながることが一番の健康」と話していたことが心に残っていて、それを形にしたいと思いました。プロジェクトの名前はいくつかの候補があったんですがメンバーが選んでくれた「てらす事」に決定しました。
今年は、ウォークラリーと竹田の方言と草花を使ったかるたづくりをしました。活動を通して仲間が増え、地域の方からかるたのクオリティを褒めていただき、地域の中で話題になったことがうれしかったです。
――竹田の第一印象と、夏を終えての印象を教えてください。
中村:
私は、竹田がある坂井市内に住んでいたのですが実は訪れたことはあまりなくて…。
知っているようで知らない場所でした。
この夏を過ごしてみると人との距離がとても近く、困ったときに自然と手を差し伸べてくれる地域だと感じるようになりました。
てらす事としての最初のワークショップが、かるたで使う草花採集だったんですが、想定していた場所に生えていた草花が暑さで花が枯れてしまい、地域の方に半泣きで相談したことがありました。
そしたら、地域の方が花の咲いている場所を教えてくださったり、育てている花を分けてくださったり、地域の方の温かさを強く感じた瞬間でした。

――手ごたえを感じたこと、悩んだことはありますか?
中村:
方言に詳しい地域の方と二人三脚で読み札を作成して、デザインと美学を勉強しているメンバーが中心になって採取した草花を押し花にしてプリンターでスキャンして、シニアさんとちぎり絵で取り札をつくって…。
押し花にする時間を短縮するために、段ボールの花をのせて電子レンジで加熱したことがあったんですが…
目を離した瞬間に、少し焦げてしまったのを事務局に叱られたこともいい思い出です…。


みんなで作ったかるたを、地域の方が本気で楽しんでくれた時は手ごたえを感じましたね。
シニアさんが本気になりすぎて、「札を読む声もっと大きくして!」「これ私がつくった札だから絶対とりたい!」と声をかけてもらいながら、一緒に体を動かして遊んだ時間は忘れられません。
――Tキャンプを経て感じた変化は?
中村:
周りを見る力が少しずつ身についたと感じています。
最初はリーダーだからと一人で抱え込んでいたんですが、それを見ていてくれた地域の方に「プロジェクトは一人でやるものじゃないよ。メンバーに頼ることも大切。」とアドバイスをもらい、すごく肩の荷が下りました。

脱線した議論を戻してくれる論理的な人、アイデアをたくさん思いつく人、みんなが余裕がない時でも柔らかく周りに気を遣える人、やったことがないことにも根気強く試行錯誤できる人。尊敬できる、頼れるメンバーに支えられたなと思います。
私以外にも6つのプロジェクトのリーダーがいたので、リーダー同士でどうやってメンバーをまとめているか、役割をつくっているか、地域の方との関わりをどうつくるか熱く議論したこともありました。
メンバーの尊敬できる部分は、どんどん吸収して、自分も取り入れていきたいです!
――Tキャンプをひとことで表すと?
中村:
「学びの場」だと思います。 大学生活の中で、Tキャンプは一番経験してよかったと思える場所です。
大学も考え方も違う人たちと、プロジェクトだけでなく共同生活や地域行事を共にする中で、人の良さに気づき、自分自身も学ばせてもらいました。

中村:
やりたい気持ちだけでは実現できないことも、環境と支援があるからこそ挑戦できます。今、社会福祉士を目指して学ぶ中で、地域の声を知ることの大切さを強く感じています。
支えてくださる皆さまのおかげで、その一歩を踏み出すことができました。
この経験を活かして、立派な社会福祉士になりたいです!
この記事を読んで、自分も参加してみたいと感じた方は、ぜひ下記のメールアドレスに連絡をしてみてください。
メール:takeda.t.camp@gmail.com
facebook:https://www.facebook.com/takedatcamp
Instagram:https://www.instagram.com/takeda.t.camp/
【インタビュー】
中村蒼空(金城大学3年生)


