学生団体with | 「つきあってください ぼくらの遊びに」プラコンを通して開く、社会への扉。

2021年に14回目の開催となる鯖江市地域活性化プランコンテスト。
「市長をやりませんか?」というキャッチフレーズ、聞いたことがあるのではないでしょうか。

鯖江市地域活性化プランコンテストは、鯖江駅近くの古町商店街にある「らてんぽ」を拠点に活動する学生団体withが運営をしています。

今回は毎週金曜日、18:30から「らてんぽ」で行われるwithの会議にお邪魔して、お話を伺いました。

お話を伺ったのは、学生団体with 11代目代表の藤澤龍真(ふじさわ・りゅうま)さん。
坂井市の自宅から仁愛大学に通う3年生です。

高校生のときに、竹部美紀さんによる鯖江市地域活性化プランコンテストについての講演を聞き、地元福井の地域貢献のために頑張っているwithを知って、自ら参加されたそうです。

竹部美紀さんは鯖江市出身。地元鯖江から地域を担う人材を育成するとともに、若者が活躍するフィールドを鯖江に作るべく地元学生と共に活動され、IT×ものづくりの拠点「Hana道場」の運営や「鯖江モデル」のコーディネーターとして活躍されています。

竹部さんが2008年に地域の担い手育成のために手がけた鯖江市地域活性化プランコンテスト。全国の同じ年代の学生が、こんなに意識が高く、課題解決に取り組みたいと思っていることを、福井の大学生にも実感してほしいという思いから2008年に始まりました。

「学生団体withは、鯖江市地域活性化プランコンテストの運営をメインに活動をしています。

学生団体withには『つきあってください、ぼくらの遊びに』というキャッチコピーがあり、我々学生がやりたいことできることをやっていくという団体です。プランコンテストの他にも、自分たちが本当に”今”やりたいイベントを運営していくということを大切にしています。」

らてんぽへ取材に伺った日はいつもより少人数の会議のようでしたが、プランコンテストの開催に向けて、メンバーの割り振りや景品となる商品の検討をされていました。

鯖江のめがねや漆器の商品名が次々と出てきて、「ほしい!」「いいね!」とテンポ良く決めていく姿に、チームワークの良さを感じました。

全国から集まる参加大学生をサポート。withの役割とは。

学生団体withは、鯖江市地域活性化プランコンテストの「参加者」ではなく運営を行う側。

全国から参加者を募って鯖江の未来を考え地域活性化プランを考え発表するプランコンテストでは、福井県内、鯖江市内の学生が参加者のサポートを行っているのです。

毎年9月に開催される鯖江市地域活性化プランコンテストの開催に向けて、春から本番の9月の間は準備に奔走しています。

第14回鯖江市地域活性化プランコンテストの実行委員長を務める西野茜(にしの・あかね)さんは、鯖江市出身。福井大学の3年生です。

「withに参加するようになったきっかけは、インターンシップに行った会社の担当の方の友人がwithのOBで、参加をオススメされたことでした。

それまでは何をしていけば良いのかわからない状態で、あのときwithに出会っていなかったら、今何をしていたんだろうと思います。

入って1年目からプランコンテストのサポーターになって、それがすごく楽しかったんです。」

プランコンテストは全国の大学生がエントリー可能。毎年定員18名を超える応募があり、選考で選ばれた本気でこれからの日本を背負うリーダーになっていきたいという大学生18人から3人グループを6チーム作り、3日間かけて鯖江を活性化するプランを作り上げ提案、発表する、という内容です。東京大学、慶応義塾大、早稲田大学などからこれまでに310名の優秀な学生達が鯖江の活性化プランを提案してきました。

「私はサポーターとして、チームの話し合いに入り提案をしたり、メンターさんをチームのメンバーに紹介するサポートをしていました。

プランコンテストの参加者は私と同じ年齢の大学生なのですが、生まれ育った地域によって全然違うというのが印象的でした。 」

藤澤さんは2020年、前例のないコロナ禍での開催の運営を乗り越えて代表に就任されました。

「第13回は、今までになかった初のオンライン開催となり、試行錯誤しながら準備をしたことが印象に残っています。

例年は鯖江の常照寺というお寺に全国から参加者が集まり、二泊三日で宿泊をしながらプランを作り発表をしてきましたが、第13回は全てオンラインになり、鯖江市民への声を聞くにはどうしたらいいのか、どうやって鯖江を知ってもらおうか、色々と苦労しました。」

プランコンテストを運営するにあったって参加者の立場を理解する為に、with合宿を行いプランニングの練習を行います。鯖江市内の様々な所を巡ったり、話を聞きながらプランニングの練習をしているため、参加者の気持ちに寄り添った運営ができるのです。

学校ではなかなかできない、貴重な社会人とのやりとり

運営には、「企画」「営業」「広報」と3つ役割があります。
メンバーをはっきりと担当に分けることはなく、営業が終われば、広報の応援に回ったり、サポートをしながら行っています。

藤澤さん、西野さん共に経験しているのが「営業」。
6月~7月頃にかけて県内企業に運営費の協賛のお願いをして回ります。

「毎年、電話で企業にアポイントメントを取り、直接お願いに行っています。
社会人の方と話すためマナーや敬語を学びながら考え、調べながら進めるということをしていて、我々から7~80社に営業をかけています。」

実行委員長の西野さんも営業の経験者。

「前期の授業があるときなので、営業は学業との兼ね合いで大変なのですが、学生のうちに社会人とのやり取りができるというのは貴重な時間だと感じています。

会社を一軒一軒訪問して、プラコンの説明をして、1対1の面接のような感じになるので緊張しますが、皆さん話を聞いてくださって、『withの活動を自分の子供にもやってほしい』と協賛して応援してくださる方もいるんです。

何件も企業を回る営業を経験して、心臓に毛が生えたかもしれないです笑。」

多くの企業から集まった協賛金はプラコンの運営費として参加者の食事代や景品に充てており、やり繰りもwithの会議でみんなで決めていきます。

プランコンテストにはメンターがいます。アイデアに助言や始動をしてくれる方々で、竹部さんのネットワークを通じて過去の参加者で現在社会で活躍のされている方や、県外の副市長さんなど様々な方が駆け付けくれるのだとか。プラコンに参加して、鯖江が好きになって応援してくれる方がたくさんいることに感動するそうです。

(藤澤)
「代表として、まとめ進行役みたいなことをしているのですが、周りの状況把握をしながら進めています。

メンバー同士が仲良くないとうまく運営できないと思うので、チームワークを大切にしています。

学年も関係なく会議でも、やりたい人がどんどん回して行ったらOK、思った事を話しやすい環境を作るようにしていて、一人になっているメンバーがいたら積極的に話しかけたりしています。」

第11回から高校生の参加者の募集を始めて、地元の高校生とプランコンテスト参加者の大学生が一緒に考えていく流れを作り、参加した高校生がwithに入りたいと運営に関わり始めているのだとか。

年間を通してwith企画のイベントが盛りだくさん。

メインは、プランコンテストの運営ですが、やりたいことをやるのもOK。

(藤澤)
「運動会やBBQなど、withのみんながやりたいことから企画をしてイベントを行っています。ハロウィンパーティー、クリスマスパーティーなど季節のイベントもみんなでやりたいことを実行していきます。」

年間スケジュールを聞いてみたところ、季節のイベントが盛りだくさん。

4月 新歓で新入生集め、お花見
6月 運動会を開催、プランコンテストの営業スタート
7月 参加者募集の企画広報、with合宿
8月 プランコンテストの企画
9月 プランコンテスト
10月 ハロウィンパーティー
11月 何かあれば遊ぶ!秋の運動会
12月 クリスマスパーティー
1月 新しい代表の誕生、追いコンに向けて企画
3月 追いコン

withのブログでは、楽しそうな日々の様子が投稿されています。

(西野)
「何でもやってみよう!という思いで挑戦しています。他のメンバーも勢いのあるメンバーで、何でもやってみよう!という思いで様々なことに挑戦しています。」

鯖江市地域活性化プランコンテストの運営を通して強いチームワークを築いている学生団体withの皆さん。あなたもwithに参加して鯖江を知り、全国の大学生との交流ができる貴重な経験を、してみてはいかがでしょうか。

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